テア・シュテーゲンの有力な移籍先が消滅の危機、バルサは焦りを募らせる

SPORTの報道によると、バルセロナは6月30日までに給与総額を削減するため、選手放出を加速させている。

クラブは来週にもアンス・ファティのモナコ移籍を成立させる見込みで、マルク・カサドやBチーム所属選手の放出も進めているという。

その中でもスポーツディレクションが特に頭を悩ませているのが、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの去就だ。ドイツ代表GKはすでに負傷から回復しているものの、トップクラブでのキャリア継続につながる理想的なオファーを見つけることができていない。

SPORTによると、バルセロナはテア・シュテーゲンとの契約関係を完全に解消することを優先事項としている。クラブはフリートランスファーによる退団も提案したが、2028年まで契約を残し、高額年俸を受け取る同選手にとって受け入れがたい条件であり、この案は実現が難しい状況だ。

そのため現在は、補償金を支払って契約を解除する方法や、最終的にはクラブが給与の一部を負担するレンタル移籍も選択肢として検討されている。これは過去にジローナへの移籍で採用された方法と同様の形になる。

クラブ内部ではアヤックス移籍への期待も高まっていた。アヤックスは新監督にミチェルを迎え、スポーツディレクターにはジョルディ・クライフが就任している。両クラブは移籍条件について検討を進めていたものの、オランダ側にとって財政的な負担が大きく、実現は非常に難しいとみられている。

さらにイタリアやオランダの複数メディアによれば、アヤックスは代替案として元スイス代表GKヤン・ゾマーの獲得を加速させているという。ゾマーはインテルとの契約満了によりフリーとなっており、経済条件も魅力的で、アヤックスが求めるベテラン像にも合致している。すでに具体的な交渉が進んでおり、合意に至ればテア・シュテーゲンのアヤックス移籍の可能性は大きく後退することになる。

一方でテア・シュテーゲン本人は焦っていない。今夏の退団は避けられないと理解しているものの、今年1月と同様に自ら移籍先を選びたい考えだという。また、家族の生活環境を最優先に考えており、中東などのいわゆる“エキゾチックなリーグ”への移籍は現時点では選択肢に入っていないようだ。

テア・シュテーゲンのプランは、まずバルセロナでプレシーズンをスタートし、コンディションを整えながら親善試合で自身の価値をアピールすること。その上で市場の動きを見極めながら最適な移籍先を探したい考えで、スペイン国内のクラブからも関心が寄せられていると報じられている。

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