ガビ起用は正解だったのか スペイン代表に浮上した最初の論争

スペイン紙『アス』によると、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督がカーボベルデ戦でガビを先発起用した判断が、大会初の大きな議論となっている。

 

ガビは2025年4月に「僕がプレーできないと思っている人たちは、サッカーを全く分かっていない」と強気な発言を残していた。そして今回、ラミン・ヤマルと並んで試合後の注目人物となった。

 

ガビは本来慣れ親しんだ中盤の底ではなく、より前方のポジションで起用された。過去には2023年のスペイン・スーパーカップ決勝でレアル・マドリー相手に1ゴール2アシストを記録しMVPに輝くなど、この役割で成功した経験もある。しかし近年はより低い位置でプレーすることが増えており、自身も「6番や8番のポジションの方が快適だ」と認めている。

 

『アス』によると、ガビのパフォーマンス自体は決して悪くなかった。適切なプレッシングを行い、ボールを失わず、内側へ絞る動きによってマルク・ククレジャの攻撃参加を助けた。しかしボールタッチ数は42回にとどまり、先発組ではミケル・オヤルサバルの25回に次いで少なかった。

 

そのため、直近7試合中6試合でこのポジションを務めていたアレックス・バエナをベンチに置いたことや、チーム全体の攻撃が鋭さを欠いたこともあり、ガビの起用法が議論の中心となった。

 

ただし『アス』は、この問題をガビ一人の責任にするべきではないと指摘している。

 

実際には中盤全体が機能しなかった。ロドリは珍しくパスミスが目立ち、ファビアン・ルイスも本来の力を発揮できなかった。高いレベルを維持したのはペドリだけだったが、そのペドリにも新たな議論が生まれている。

 

ハンジ・フリック監督のバルセロナではゲームメイクの中心として輝いているペドリだが、カーボベルデ戦ではより攻撃的なトップ下タイプの選手が必要だった場面も多かった。それでもデ・ラ・フエンテ監督は終盤まで大きな修正を加えなかった。

 

『アス』によれば、現在のスペイン代表は難しい局面を迎えている。周囲からはメンバー変更を求める声が高まっているものの、変更は選手たちの立場や序列にも影響を与える。

 

次戦のサウジアラビア戦でカーボベルデ戦の先発メンバーから外される選手が出れば、その選手が批判の的になる可能性もある。そのためデ・ラ・フエンテ監督には、ガビ問題だけでなく中盤全体のバランスや攻撃陣の構成も含めた慎重な判断が求められている。

 

『アス』は、ガビ一人をスケープゴートにすることはチームに悪影響を与えかねないと警鐘を鳴らしており、サウジアラビア戦に向けて複数のポジションで変更が行われる可能性もあると伝えている。

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